「コンタミネーション」は防げない?――アレルギー対応で本当に大切な考え方

アレルギー対応を行ううえで、避けて通れないのが「コンタミネーション(通称:コンタミ)」の問題です。
今回は、「どこまで気をつければいいの?」「完全に防ぐことはできるの?」といった疑問に、現場目線でお話しします。
コンタミネーションとは?
コンタミネーションとは、ある食品に意図せず別のアレルゲンが混入してしまうことを指します。
たとえば――
- 小麦を使った料理の隣でグルテンフリー料理を調理する
- 同じトングや包丁でアレルゲンを含む料理を扱う
- 同じ油で揚げ物をする
といった場面で、ごく微量のアレルゲンが混ざってしまうことがあります。
「完全に防ぐ」は現実的ではありません
残念ながら、コンタミネーションを完全に防ぐことはできません。
同じキッチンや調理器具を使っている限り、リスクは“ゼロ”にはなりません。
もし本当にゼロを目指すなら、極端ですが「持ち込み禁止」にするしかありません。
以前、私たちがサポートしたグルテンフリー専門店では、
スタッフの軽食やおやつにも小麦を含まないようにし、
徹底した管理体制をとられていました。
ここまでできるお店は多くありませんが、
「どこまでできるか」を理解したうえで、現実的な対策を積み重ねることが大切です。
お客様への伝え方が“信頼”をつくる
もしお客様に「小麦を使っていますか?」と聞かれたら、
「料理には使っていませんが、店内で小麦を扱っています」と、
正直に伝えることが基本です。
曖昧な表現で「大丈夫です」と答えてしまうよりも、
リスクを共有したほうが、むしろ信頼につながります。
万が一の事故のときに大切なこと
たとえお客様側の確認不足だったとしても、
アレルギー事故が起こると「お店の対応が悪かった」と感じられてしまうことがあります。
アレルギー事故は、健康だけでなくお店の信頼や評判にも直結するテーマです。
だからこそ、「防ぎきる」よりも「誠実に伝える」姿勢が重要です。
完璧ではなく、誠実な積み重ねを
「コンタミを完全に防ぐ」ことは難しくても、
「どんなリスクがあるかを理解し、最善を尽くす」ことは誰にでもできます。
安心は、完璧ではなく“誠実な積み重ね”から生まれるもの。
今日できる一歩を、現場から一緒に積み重ねていきましょう。
フードハグからのひとこと
フードハグでは、飲食店が無理なく続けられる
現場実践型のアレルギー対応をサポートしています。
「うちの店ではどこまで対応できるのか知りたい」
「現場で使えるアレルギー対策の仕組みを整えたい」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。


