「アレルギー対応しています」だけでは、お店を選べない。食物アレルギーのある人が知りたいこと

飲食店のWebサイトやSNSで、

「食物アレルギー対応しています」

という言葉を見かけることがあります。

でも、食物アレルギーのある人にとって、本当に知りたいのは「対応しているかどうか」だけではないのかもしれません。

「このお店、食べられるものあるかな?」

「どこまで対応してもらえるんだろう?」

「情報が分からないから、結局いつものチェーン店にしておこう」

外食先を探すとき、そんなふうに考えたことがある方もいるのではないでしょうか。

「アレルギー対応しています」だけでは、何を食べられるか分からない

たとえば、

「卵アレルギーに対応しています」

と書いてあったとしても、

「じゃあ、何が食べられるの?」

という疑問は残ります。

卵を使っていないメニューはあるのか。

そのメニューには、ほかのアレルゲンが使われていないのか。

ソースやドレッシング、調味料には何が入っているのか。

食材を変更してもらえるのか。

こうした情報が分からなければ、自分が食べられるかどうかを判断するのは難しいものです。

逆に、

「卵を使用していないメニューがあります」

と分かれば、少し具体的になります。

さらに、

「このメニューは卵を使用していません」

「このメニューは小麦を使用していません」

「事前に相談すれば、食材を変更できます」

といった情報があれば、自分のアレルギーに照らし合わせて、そのお店を選択肢に入れられるか考えることができます。

つまり、

「アレルギー対応しているか」だけではなく、「自分が何を食べられるのか」が分かることが大切なのではないでしょうか。

「対応できる」と書いてあっても、どこまでか分からない

もう一つ難しいのが、

「このお店は、どこまで対応してくれるんだろう?」

という問題です。

「アレルギー対応可能」と書いてあっても、

  • 食材の変更はできる?
  • アレルゲンを除去できる?
  • 調理方法を変えてもらえる?
  • 事前相談は必要?
  • 調理器具は共用している?
  • 揚げ油は共用している?

など、具体的なことまでは分からない場合があります。

結局、お店に電話して一つずつ確認することになります。

しかも、同じ「アレルギー対応」という言葉でも、お店によってできることは違います。

あるお店では食材の変更ができても、別のお店ではできない。

あるお店ではアレルゲンを含まないメニューを用意できても、調理器具は共用している。

だから、「アレルギー対応」という一つの言葉だけでは、そのお店が自分にとって選択肢になるのか判断できません。

情報がないと、結局「知っているお店」を選んでしまう

食物アレルギーのある方にお話を伺う中でも、

「ネットでアレルギー情報を確認できるお店を選ぶことが多い」

という声がありました。

これは、考えてみれば自然なことかもしれません。

外食のたびに、初めてのお店へ電話して、

「卵は使っていますか?」

「小麦は入っていますか?」

「調理器具は分けていますか?」

と確認するのは、それだけでも負担になります。

だったら、最初からアレルギー情報を公開しているお店を選んだほうが、外食先を決めやすい。

その結果、

「本当は行ってみたいお店があるけれど、情報がないからやめておこう」

となることがあります。

そして、事前に情報を確認できるチェーン店など、「知っている・調べられるお店」へ選択肢が偏っていく。

問題は、行きたいお店がないことではありません。

「自分が選べるかどうかを判断するための情報がない」

ことなのではないでしょうか。

必要なのは「アレルギー対応店」の一覧ではない

では、外食先を選ぶためには、どんな情報があればいいのでしょうか。

もちろん、必要な情報は人によって違います。

卵アレルギーなのか、小麦アレルギーなのか。

大人なのか、子どもなのか。

普段のランチなのか、旅行先での食事なのか。

重症度や必要な対応によっても、確認したいことは変わります。

それでも、少なくとも、

  • 何が食べられそうなのか
  • 何のアレルゲンが使われているのか
  • アレルゲンを使用していないメニューはあるのか
  • 食材の変更や除去はできるのか
  • 事前相談が必要なのか
  • 調理器具や調理環境はどうなっているのか

といった情報があれば、「このお店を選択肢に入れてもよさそうか」を考えやすくなります。

大切なのは、

「アレルギー対応店かどうか」を知ることではなく、「自分にとって選べるお店なのか」を判断できること。

なのかもしれません。

「食べられるか分からない」から、「ここなら行けそう」へ

食物アレルギーがあると、

「この店、食べられるものあるかな」

と調べるところから外食が始まります。

そこで情報が見つからなければ、問い合わせる。

それでも分からなければ、別のお店を探す。

そして最終的に、

「よく分からないから、今回はやめておこう」

となることもあります。

もし、出かける前に、

「このメニューなら食べられそう」

「ここは事前に相談したほうがよさそう」

「この条件なら、このお店を選べそう」

と判断できたら。

これまで選択肢に入らなかったお店も、候補にできるかもしれません。

食物アレルギーがあるからといって、最初から「アレルギー対応店」だけを探すのではなく、

自分の条件に合うお店を、自分で選べる。

そんな外食の選び方が、もっと増えてもいいのではないでしょうか。

食物アレルギーのある方へ

フードハグでは、こうした「自分の条件で選べるお店」を探せるよう、飲食店のアレルギー情報をまとめています。

まだ掲載店舗は多くありませんが、少しずつ情報を増やしています。

「大阪で小麦アレルギーでも行けるランチを探している」

「子どもと一緒に行けるお店を探している」

「旅行先で食べられるお店を探したい」

など、探している条件があれば、フードハグ公式LINEから教えてください。

あなたが探しているお店を、フードハグで見つけられるように。

[▼フードハグでお店を探す]
https://food-hug.com/store-allegy/

[▼探しているお店をフードハグに伝える]
https://lin.ee/QW7pih3